『夢風船』 http://www.nicovideo.jp/watch/sm22710972 知らない街に来たよ 遠い遠い街に来たよ 君は隣にいないけど いつだって側にいてくれる ふたりで明かした幾度の夜は 膨らみ、夢を乗せた 今、私は この手を放す 夢風船 天(そら)へ飛んでけ そこに君はいないけど 君にも見えるはずでさ 私を見かねた神様が かなえてくれるかもしれないから 悲しい夢を見たよ 君のいない夢を見たよ 君がいない世界だとさ 震えて一歩だって動けない ひとりで怯える冷たい夜が 膨らみ、道を包む でも私は この足を踏み出す 夢提灯 闇を照らして そこに君がいなくても 君とこさえた瓢箪の 水筒ひとつ抱えてさ 私は少しずつ歩くから 見上げた夜空に星一つ 君の小さな夢風船 ふわり光って昇ってく 夢風船 天へ飛んでけ そこに君がいなくても 君にも見えるところまで 君が飛ばした風船が 照らしてくれたようにさ 夢風船 君へ飛んでけ 君へ飛んでけ ―歌詞ここまで― ―あとがき― この度はこの詞を開いて頂きありがとうございます。 せっかくなので、裏話をひとつ書かせて頂こうかと思います。 この詞の原型は私が一年半程前に書いたもので、そこからちまちまと推敲しつつおけぼーの意見も取り入れつつしながら出来上がった詞です。 そんな私には思い入れ深い詞で、bloompotの第一作目を飾ることになった詞ですが、おそらくメンバーにも一度も言ったことのない話があります。 実はこの詞、私の中ではラブソングなんです。それもだいぶんありのままの。まあこれ以上のことは恥ずかしいので誰にも言いませんが。 ちなみに私もメンバーがこの詞をどう捉えてるか知りません。どう解釈してくれてるんでしょうね。 こんなことを書いてから書くのもなんですが、詞というか芸術って、受け手の感性があって初めて成り立つものだと思うんですよね。 つまり受け手がその事物を感じとったままにあるべきだと思うんです。 作者の作った“作品”があって、誰かがそれを感じてたものが“芸術”だとでも言いますか。 なので数行前にラブソングだとかどうとか書きましたが、私としては皆さんそれぞれの解釈で楽しんで頂けたらなと思っています。 拙い文章でつらつらと書かせて頂きました。あとがきまで読んで頂きありがとうございました。 三人で作った夢風船、楽しんで頂けたら幸いです。皆様の夢風船はどんな色形なのでしょう。  2014/1/21 小紫花 ※転載される際は<http://bloompot.seesaa.net/article/385676760.html>へのリンクを添えて下さい。 ※高次創作でのご利用はニコニコ動画内に限り連絡の必要はありません(コンテンツツリーへの登録をお願いします)。  その他の方法での利用はご相談とさせて頂いております。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 連絡先 tinybloom0487☆gmail.com(☆→@) 小紫花 宛